自分が打ちやすいと思うボールはキャッチャーとして投げさせにくい!?
左ピッチャーをリードするとき、ストレートとフォーク系の落ちるボールを中心としたリードになりがちだという若月健矢。
決してこれが間違いというわけではない。
ただ、本人としてはそこにスライダー系の曲がるボールを混ぜていくべきかもしれないが、なかなか出来なかったと思っている部分もあり、2021年度の反省点でもあるという。
ちなみに伏見寅威はフォークを意識させてスライダーで打ち取るようなリードを上手にしていて、その駆け引きの仕方を見習うべき部分が多いという。
なかなか出来なかった理由を自己分析してもらうと、「自分が打者の視点に立つと、左ピッチャーのスライダーを打つのが得意だから」という一つの答えにたどり着いた。
自分が打ちやすいボールを味方のピッチャーに投げさせにくい。これは納得できる理由だ。
データなどを見ればスライダーが苦手なバッターもいるので投げさせるべき場面もあった。
しかし、最終決断時に自分が打ちやすいボールだということが頭をよぎるとスライダーのサインが出しにくい。
結果的に落ちる系のボールのサインを出していた自分がいた。
この点を2022年度は向上させたいという若月健矢。左ピッチャーと組んだ時のリードに注目しよう。
公開日:2022.03.03