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昨年は日本一にも貢献!衰え知らずの投球術で通算3000投球回達成期待の石川雅規

Text:西尾典文

プロ野球2022達成期待の記録はコレ!

昨年は栗山巧(西武)の2000本安打達成に沸いたプロ野球。今年も多くの選手に大記録達成の期待がかかるが、その中から特に注目の記録をピックアップした。

昨年は日本一にも貢献!その投球術は衰え知らず

石川雅規/東京ヤクルトスワローズ
『200勝も視野に入るぞ!通算3000投球回!』

一昨年は2勝とプロ入り以来最低の数字に終わったが、昨年は4勝ながら防御率は3点台前半と安定した投球を見せてチームの日本一にも大きく貢献した。昨シーズンも500試合登板、20年連続勝利、球団最年長勝利、日本シリーズでのセ・リーグ最年長勝利など数多くの記録を達成したが、今年大きなベンチマークになるのが3000投球回だ。達成まで必要なイニング数はあと47回。過去20年間で最も少なかった一昨年でも76回1/3を投げていることを考えると、大きな故障がなければクリアできる可能性は高い。

ちなみに2000年以降にプロ入りした選手でクリアした選手は1人もおらず、石川が達成すれば初の快挙となる。そして本人が強く意識していると語っているのがあと23勝に迫った通算200勝だ。過去5年間の平均勝ち星は5勝ということを考えるとあと5年程度はかかる計算となるが、昨年の投球を見ていると決して不可能とは思えない。小さな大投手の大きな挑戦は、まだまだ続いていくことになりそうだ。

出典:『がっつり! プロ野球(31)』

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