実質3頭の争いか!? 勝つのはどの馬!?
本日、高知競馬場で唯一のダートグレード競走「黒船賞(JpnⅢ)」が開催される。
毎年ダート短距離の猛者が集まる競走で、過去にはノボジャック、サウスヴィグラス、セイクリムズンなど、錚々たるメンバーが勝っている。
今年もJRAから3頭、地方8頭の計11頭が出走を予定している。
そこで黒船賞の過去10年のデータを振り返ると、まず馬齢4歳から8歳まで勝ち馬が出ており、馬齢による差がない。
枠も2枠、6枠から勝ち馬が出ていないが、2、3着がそれなに出ており、枠による差もないコースである。
そのため高知競馬場1400mは、コースによる有利、不利がなく、実力がそのまま結果に出るレースとなっている。
そこで、ここでは有力馬を紹介していこう。
③イグナイター
兵庫所属で、過去に交流重賞で3着に入ったこともある地方馬。前走は黒船賞の優先出走権がある「黒潮スプリンターズカップ」を勝って来て、すでに高知競馬場での適正も見せており、JRA勢にとっては侮れない1頭である。
懸念点は斤量。2走前の交流重賞で3着に入った時からプラス4㎏での出走だが、4歳のためその逆境を覆せるほど成長しているかが鍵となる。
⑥ラプタス
2020年に黒船賞で重賞初制覇を挙げ、その後も交流重賞で3勝を挙げるなど、ダート短距離戦線で常にトップにいる1頭。
前走は兵庫GTで負けたが、勝ったテイエムサウスダンはその後に根岸Sを勝ち、フェブラリーSでも2着に入るほどの馬だったため、決してラプタス自身の力が無い訳ではないと判断できる。
⑪ヘリオス
交流重賞初登場の馬。前走は根岸Sで2着と結果を残し、鞍上も武豊が前走に引き続き騎乗するなど、万全の体制で出走してきた1頭。
ただ一つ気になることは、地方コースが初めてのため砂が合うかどうか? そこを乗り越えれば重賞初制覇も夢ではない1頭。
以上3頭が、勝つ可能性がある馬だと思われる。
その他に初ダートとなる昨年の七夕賞勝ち馬④トーラスジェミニ。2018年の黒船賞勝ち馬で古豪の⑤サクセスエナジーも出走を予定しており、上位陣が崩れた時には怖い存在となるのは間違いない。
果たして、高知競馬唯一のダート重賞を制覇するのはどの馬か?
発走は3月16日の高知競馬場4レース、16:45予定。
公開日:2022.03.16