身体の機能の調整や健康を維持する栄養素
【ミネラル】
ミネラル=無機質は、身体の機能の調整や健康維持に不可欠な栄養素であると同時に、身体をつくる材料としての働きもあります。カルシウムやマグネシウムは骨や歯をつくる成分、鉄は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの成分です。ミネラルは不足してもとり過ぎても、身体の不調を引き起こすおそれがあります。
■摂取量/日
▼ナトリウム(目標量)
◦1〜2歳:男3.0g未満/女3.5g未満
◦3〜5歳:男4.0g未満/女4.5g未満
※食塩相当量
▼カリウム(目安量)
◦1〜2歳:男900mg/女800mg
◦3〜5歳:男1,100mg/女1,000mg
▼カルシウム(推奨量)
◦1〜2歳:男450mg/女400mg
◦3〜5歳:男600mg/女550mg
▼マグネシウム(推奨量)
◦1〜2歳:男女70mg
◦3〜5歳:男女100mg
▼鉄(推奨量)
◦1〜2歳:男女4.5mg
◦3〜5歳:男5.5mg/女5.0mg
▼亜鉛(推奨量)
◦1〜2歳:男女3mg
◦3〜5歳:男女4mg
■よく含まれる食材
▼ナトリウム
食塩、しょうゆ、みそ、海藻類(乾燥わかめ・乾燥こんぶなど)
▼カリウム
豆類、芋類、野菜、果物(干しぶどう・バナナなど)
▼カルシウム
小魚(煮干し・干しエビなど)、葉野菜(ほうれん草など)、 海藻類、牛乳、乳製品
▼マグネシウム
とうもろこし、大豆製品(きな粉・油揚げなど)、小魚類、 ナッツ類
▼鉄
肉類(特にレバー)、卵 、貝 類 、葉野菜(小松菜など)、大豆製品
▼亜鉛
貝類(特にカキ)、肉類、うなぎ、チーズ、ごま、大豆製品
【書誌情報】
『子どもに効く栄養学』
監修:中村丁次,牧野直子
イラスト:すぎうらゆう、久野貴詩、nicospyder
子どもはしょっちゅう風邪を引いたり、体調を崩したりします。ただ、病院でお薬をもらっても、嬉々として薬を飲む子どもはあまりいません。また、薬で解熱したり咳や鼻水を止めたり、といった対処療法はできますが、一番大事になるのは病原菌と戦うパワフルな体と免疫力です。子どもの体に効く栄養素を知ることで、日々の食事でもしっかりとサポートできるようになります。本書では、イラストでわかりやすく、栄養素の基本、働きを丁寧に解説。さらに子どものための食事のコツや食材の選び方までサポートします。さらに、風邪による熱、のどの痛み、鼻水、お通じなど、約16種類の症状別に、それぞれ効く食材&栄養素を紹介!パワフルで元気に、すくすくと子どもが育つために、1家に1冊あるだけでこれからの食生活が変わります!
公開日:2020.01.27
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