新人王は誰の手に?プロ野球2022
異例の6球団が一本釣りに成功した昨ドラフト。“都立の星”のスラッガーを筆頭に、17年センバツV腕、一芸に秀でた“スピードスター”など「清宮改メ村上世代」が粒ぞろい!
パのネクストブレイク候補!中森俊介
パの有資格者投手の中では、“次世代スター候補”の高卒2年目右腕・中森俊介(ロッテ)を挙げたい。明石商からドラ2で入団。公立校ながら、甲子園春夏連続ベスト4に押し上げる原動力となった中森。例年通りに甲子園が開催されていたら、ドラ1競合の可能性もあった。2年夏の甲子園では、準々決勝の八戸学院光星戦で自己最速の151キロを計測。なお高2時点での大台超えは、13年夏の済美・安楽智大(現楽天)がマークした155キロに次ぐ歴代2位。また3年夏の交流試合で見せた力に頼らないクレバーな投球など、同期の高卒投手では完成度の高さで頭一つ抜けていた。
佐々木朗希同様の育成方針か、昨季は2軍も含めて公式戦登板無し。1軍デビューも高校時のチームメイト来田涼斗(オリックス)に先を越されたが、まずは佐々木朗希に続き「高卒2年目でのブレイク」を期す。ちなみに高卒2年目&ドラ2の新人王戴冠ならば、奇しくも同じロッテの三井雅晴以来48年振り。干支回りも寅年で吉兆か?
出典:『がっつり! プロ野球(31)』
『がっつり!プロ野球(31)』1月31日発売!
公開日:2022.04.09