大勢を守った代償として、デラロサで守れなかった2点リードと赤星優志のプロ初勝利
3/27(日)の中日戦、2点リードの9回から逆転負けを喫した巨人。
開幕から2戦連続ゼロ封で2セーブをあげた新人・大勢を投げさせずに逆転負けしたのだからショックが大きいのと同時に、すでに新人頼みになっている巨人ブルペン陣の弱さがあらわになった。
この日は大勢と同じ新人・赤星優志が6回1失点としっかりと試合を作ったにも関わらず白星を付けてあげられなかったことが大きい。これがベテラン投手ならいざ知らず、プロ初勝利を目前で取り上げられた精神的ショックは計り知れない。これで次の登板もしっかり投げられることがあれば並の新人ではないが、そこまで期待するのはさすがに酷な気もする。
たしかに大勢に3連投させても逆転されていた可能性もゼロではない。また、ヒジ&肩に負担がかかって将来的な故障に繋がる危険が高まるということも否定はできない。
実際、昨年に59試合投げた鍵谷陽平、58試合投げた中川皓太が故障している事実を原辰徳監督は重く受け止めている部分もあるだろう。
大勢を故障させるわけにはいかない。しかし、チームの勝利も大切。二兎追うものは一兎も得ず。まずは最も優先順位の高い兎が何なのかをしっかりと決めることが巨人にとって大切かもしれない。
公開日:2022.03.28