チームの勝利に直結する打撃個人タイトルはなに?
松中信彦さんといえば2004年の三冠王のことを誰もが口にするが、本人としては2003年~2005年に達成した「3年連続120打点」という記録に最も喜びを感じているという。
打点というのは自分の前にランナーが出ていてくれなくては稼げない。
また、自分一人が良いバッターでも相手が勝負してくれなければ稼げない。そう、4番を打っていた松中信彦さんの後ろには5番・城島健司がいたことで相手とすると松中信彦さんと勝負しなくてはいけなかった。
打点はチームの勝利に直結する数字。だからこそ、打点王を3年連続で獲得できたことを嬉しく思うという。
また、王貞治会長の作った数々の記録のなかで何か抜けるものはないかと思っていたという。
ただ、ホームランでは絶対に勝てない。だったら、王貞治会長でも2年連続までしか成し遂げていない120打点という記録を抜く「3年連続120打点」をとても意識していたとも教えてくれた。
三冠王とはホームラン、打点、打率の3つで1位になること。
その中でも打点はチームの勝利に直結する。
松中信彦さんはそのことに喜びを感じてプレーしていたという。
公開日:2022.04.03