バッティングとは少女のように繊細なもの!?
2018年は主に代打での出場で打率.247、出塁率.335と1軍でのバッティングを掴みかけていた。
しかし、2019年シーズン前に、いま思い出すと後悔してもしきれない1打席があるという。
それはキャンプ時に行われた西武ライオンズとの練習試合。
その日、阪神は打ちに打ちまくった。
スタメンで出ていた伊藤隼太さんも2安打を打っていて、迎えた6打席目。
「もう2安打打っているし、最後の打席くらいはホームランを狙ってやろう」と、いつもはしないような力任せの大きなスイングをしたという。
いま思い出しても完全に調子に乗っていたと反省している。
結果はバットの先にチョンとボールが当たってショートフライだった。
そして悲劇は翌日から訪れる。
バッティングフォームが完全に崩れた。
そして、取り戻すことは出来なかった。
その結果、2019年と2020年は2軍でも全く打てない日々が続いた。
そして、1軍への声は掛からないまま2020年シーズンオフに戦力外通告があった。
いま後悔してもしきれない調子に乗ってしまった1打席。
バッティングとはそれほどまでに繊細なものなのかと思い知るエピソードだ。
公開日:2022.04.14