実戦復帰から2戦連続3奪三振の好投見せた及川雅貴
5月7日に阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、4日の広島カープ戦で右脇腹筋挫傷から実戦復帰した及川雅貴が、阪神タイガース4番手でマウンドに上がり、1回を18球で1安打無失点3奪三振と好投を披露し、1軍昇格へアピールした。
9回、阪神タイガース3番手・チェン・ウェインに代わり、4番手でマウンドに上がった及川雅貴は、先頭打者の渡辺勝を5球目ストレートで見逃し三振、続く福田永将を3連続ツーシームで空振り三振と簡単に2アウトを取るも、山下斐紹に5球目ストレートをレフトへ運ばれ、2アウトながら走者を背負った。
しかし、最後は石岡諒太を5球目ストレートで見逃し三振に切って取り、及川雅貴は復帰登板から2試合連続で3三振を奪う圧巻の投球を披露した。
復帰登板となった4日の広島カープ戦では、3三振を奪うも2四球を与えてしまった及川雅貴は、反省の弁を述べていた。
その反省を踏まえて臨んだ復帰2戦目では最速149キロをマーク。フォアボールもなく、変化球もしっかり指にかかっており納得のピッチングができた。
復帰2戦連続3奪三振の圧巻の投球の裏には、同期入団の西純矢が1日に1軍で今シーズン初白星を挙げたことがいい刺激になっているはずだ。
また刺激を与えてくれるのは、チーム内の西純矢に留まらず、開幕から出遅れている間に、同世代の佐々木朗希が完全試合を達成するなど、「朗希世代」の活躍は及川雅貴にとってかなりの刺激となっているだろう。
早く1軍に復帰し、戦力になることを希望する及川雅貴は、本日8日の中日ドラゴンズ戦で連投テストを行う予定だ。
連投テストでも圧巻の投球を披露し、右脇腹筋挫傷からの完全復活を待ち望んでいた矢野監督から1軍昇格のGOサインをもらえるか注目だ。
公開日:2022.05.08