石川慎吾とのアベック弾放った菊田拡和
5月26日にファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、「9番・一塁」で先発出場した菊田拡和は、4打数2安打2打点1HRと、2号ソロホームランを放ち、1軍昇格へアピールした。
石川慎吾のホームランで同点に追いつき、香月一也の犠牲フライで勝ち越した2回、1アウト1,2塁のチャンスの場面で打席に立った菊田拡和は、日本ハムファイターズ先発の河野竜生の3球目122キロのスライダーを捉え、センターへのタイムリーツーベースヒットを放った。
さらに4回、先頭打者で打席に立つと、日本ハムファイターズ先発の河野竜生に代わってマウンドに上がった高山優希の4球目133キロのストレートをフルスイング。レフトスタンドのネットの上段に当たる特大の2号ソロホームランを放ち、高山優希の出鼻をくじいた。
1軍に昇格した中田翔が2軍にいる間、菊田拡和は中田翔のホームランの数々に大いに刺激をもらった。
アベックホームランとなった石川慎吾の勝負強さも菊田拡和に大きな影響を与えている。
その刺激を力に変えた菊田拡和は5月に入り、76打数23安打10打点2HR、打率.303と打撃好調を維持している。
刺激を与えているのは中田翔だけでなく、2001年生まれで佐々木朗希世代となる菊田拡和は、佐々木朗希の完全試合など同い年で1軍で結果を残す投手陣からも大きな刺激を受けているはずだ。
高校通算58HRの菊田拡和が、1軍昇格を果たし、佐々木朗希世代は野手もすごいと思わせられるような結果を残し、大ブレイクを果たしてもらいたい。
公開日:2022.05.27