走者一掃のプロ初の3点適時三塁打放った小野寺暖
6月5日に阪神甲子園球場で行われた日本ハムファイターズ戦に、湯浅京己の代打で途中出場した小野寺暖は、1打数1安打3打点と、走者一掃のプロ初のタイムリースリーベースヒットを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
1点差に迫られ迎えた8回、2アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った小野寺暖は、日本ハムファイターズ4番手の谷川昌希の3球目146キロのストレートを捉え、右中間を破る当たりを飛ばし、3人をホームにかえす走者一掃のリードを4点に広げるプロ初のスリーベースヒットを放った。
4万2千人超えの満員の甲子園で、阪神タイガースを勝利に導く走者一掃のタイムリースリーベースヒットを放った小野寺暖は、大役を果たしたことに喜びを示した。
4月21日のDeNAベイスターズ戦でも、逆転の代打満塁ホームランを放っていた小野寺暖に対し、阪神タイガースファンからも「満塁男だ!」と多くの喜びの声が挙がった。
プロ初のスリーベースヒットで初のお立ち台に立った小野寺暖が、緊張して淡々とインタビューに応える姿に、13号3ランホームランを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献し、共にお立ち台に上がった大山悠輔から、猫被っているといじられるなど、今シーズン2度目の5連勝で、チームの雰囲気を非常に良くなっていることが見て取れた。
小野寺暖には満塁時だけでなく、スタメン起用時にもヒットを量産し、5試合連続で1番抜擢の起用に応え、打撃、守備、走塁で存在感を放ち、ブレイクの兆しを見せている島田海吏に負けない活躍を披露してもらいたい。
島田海吏に続き、小野寺暖もブレイクの兆しを見せ始め、勝利に繋がるヒットを量産することが出来れば、阪神タイガースの勢いはさらに加速するだろう。
公開日:2022.06.06