自己最長14戦連続安打記録した近本光司
6月12日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ戦に、「3番・中堅」とで先発出場した近本光司は、4打数2安打1打点1四球。自己最長となる14試合連続安打を記録し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
3回2アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った近本光司は、オリックス・バファローズ先発の宮城大弥の5球目126キロのスライダーをセンターへ弾き返し、先制点をもたらすと、続く佐藤輝明もタイムリーヒットを放ち、2点を奪う先制攻撃を呼び込んだ。
5回1アウト1塁の場面では、再び宮城大弥の2球目139キロのストレートをレフトへ放ち、2アウトながらチャンスを呼び込むと、佐藤輝明がフォアボールで満塁となり、ここで大山悠輔がしっかりとタイムリーヒットを放ち、この試合2度目の2点を奪う猛攻を近本光司が呼び起こした。
交流戦8度目のマルチヒットを記録した近本光司は、交流戦2位の26安打、同3位の打率.361で交流戦を終え、6月は全11試合で3番を務め、打率.404、自己最長となる14試合連続安打を記録するなど、打撃絶好調を維持している。
シーズン開幕時は例年通り打撃が低調だった近本光司だが、月をまたぐごとに打撃の調子をうなぎ登りに上げていき、通算打率.291と打率3割まであと9厘となった。
セ・リーグ首位打者争いも7位まで上昇し、打率3割に乗れば、首位打者争いトップ3に食い込める所まで来ている。
近本光司には、勢いそのままに打撃絶好調を維持し、打率だけでなく、阪神タイガースの順位もうなぎ登りに上げていってもらいたい。
公開日:2022.06.15