6試合連続マルチヒット記録の小幡竜平
6月24日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「2番・遊撃」で先発した小幡竜平は、5打数2安打2打点。6試合連続マルチヒットを記録し、1軍昇格へアピールした。
3回、1アウト走者なしの場面で打席に立った小幡竜平は、広島カープ先発の野村祐輔の7球目137キロのカットボールをレフトへ弾き返すツーベースヒットを放ち、チャンスを演出。続く高寺望夢がポテンヒットで、1アウト1、3塁とチャンスを拡大するも、井上広大、小野寺暖が凡退し、この回は無得点で終わった。
4回、2アウト1、2塁のチャンスの場面では、再び野村祐輔の初球138キロのツーシームをセンターへ運ぶ2点タイムリーツーベースヒットを放ち、一挙3点の猛攻を呼び込んだ。
小幡竜平は、今シーズン開幕1軍をつかんだが、24試合の出場で打率.171と結果を残すことができず、6日に昨年10月に左関節鏡下肩関節唇形成手術を受けた北條史也の昇格を受け、2軍に降格となっていた。
2軍降格後は、1軍投手の150キロ前後の速球に振り負けないようにする為に、無駄のないスムーズなバットの軌道で的確にボールをとらえるバッティングを身につけるべく、日高2軍打撃兼分析担当コーチにアドバイスをもらいながら鳴尾浜で必死にバットを振ってきた。
その結果、6月17日のオリックスバファローズ戦で、4安打固め打ち&1打点の活躍から6試合連続マルチヒットを記録し、ここ5試合で、26打数12安打5打点1HR3盗塁1四球、打率.462と打撃絶好調を維持している。
この試合も長打2本で、得点を生み出すバッティングを見せている小幡竜平。
小幡竜平には、1軍でも振り負けず、ヒットを量産し、糸原健斗からスタメンを奪い取る活躍を期待したい。
公開日:2022.06.25