インコースを打つ技術を身に付けることが、アウトコースに意識を集中できる余裕を生む!
どうしてもホームランに目が行きがちな松中信彦さんの成績だが、生涯トータルの出塁率が.392という凄い数字を残している。
ちなみに生涯打率は.296だから、いかにフォアボールを多く選んだかという分析ができる。
フォアボールを選ぶために必要となってくるボール球を振らない「選球眼」について話を聞いてみた。
「ベースの近くに立つことによってアウトコースの見極めが上手に出来るようになった」と教えてくれた。
普通はそうすることでインコースに差し込まれたりする。
しかし、そこはインコースを上手く打てる技術力を身に付けたという松中信彦さんだ。
アウトコースの見極めの技術論として一つ教えてくれたのが、ピッチャーの手とアウトコースのストライクエリアに頭の中でラインを引いて、その軌道から外側のボールは振らないようにしていたとのこと。
公開日:2022.06.26