7試合連続無失点の島本浩也
6月29日にタマホームスタジアム筑後で行われたソフトバンクホークス戦に、阪神タイガース2番手の馬場皐輔に代わり、3番手でマウンドに上がった島本浩也は、1回を25球で無安打無失点2奪三振。7試合連続無失点の好投で、1軍昇格へアピールした。
8回、阪神タイガース2番手の馬場皐輔に代わり、3番手でマウンドに上がった島本浩也は、先頭打者の笹川吉康を7球目145キロのストレートで見逃し三振に切って取ると、続く渡邊陸も8球目144キロのストレートで二者連続の見逃し三振。
最後は、黒瀬健太に10球粘られるも、137キロのフォークでサードゴロに打ち取り、7試合連続無失点を記録した。
1回を25球と各打者に粘られるも、二者連続の見逃し三振など意地を見せ、三者凡退に切って取った島本浩也は、試合を重ねるごとに状態が上がっており、1軍昇格へ着実に前へ進んでいる。
島本浩也は、2019年に中継ぎとして、63試合に登板し、防御率1.67の好成績を残し、阪神タイガースの中継ぎを支えていたが、2020年はコンディショニング不良で1軍登板はなく、2軍戦の1試合のみ。オフにトミー・ジョン手術を受け、2021年から育成契約となり、背番号「120」をつけ、再出発を切っていた。
長いトンネルを抜け、5月29日の中日ドラゴンズ戦で、705日ぶりに実戦マウンドに立ち、無失点の好投を披露すると、そこから無失点ピッチングを続け、この試合で7試合連続無失点となった。
本来の姿に試合を重ねる度に、近づいている島本浩也が、1軍マウンドに復帰するのは時間の問題のようだ。
公開日:2022.06.30