全国49地区 夏の大会データベース
【大分】
《2022年 センバツ結果》大分舞鶴 1回戦
●甲子園での戦い&夏の展望
名門・明豊が着実に力を伸ばすなか、センバツ出場の大分舞鶴も実力あり中心
近年、安定した力をみせているのが名門・明豊。17年夏にはベスト8にもなっている強豪は、今夏も2年生エース・森山塁をはじめ、打撃センスも抜群な俊足外野手の嶽下桃之介、パンチ力のある宮㟢元哉といった有望株が揃い、春季大会と5月の県選手権大会で優勝。2年連続での夏の甲子園出場へ向け、その歩みは順調だ。
今春のセンバツに21世紀枠として初出場を果たした大分舞鶴も、2年連続で夏準優勝と成長著しく、優勝候補の一角としてあげられる。2年生からエースとして活躍し、センバツでは甲子園のマウンドも経験した奥本翼と、長身右腕として将来有望な2年生・野上龍哉が投手陣に揃い、打撃センス溢れる内野手の都甲陽希など打撃陣も好調で、県選手権大会でも準優勝になった実力はまさに本物だ。
さらに、春季大会準優勝の柳ヶ浦、一作夏の覇者である津久見といった名門も、目立った選手こそいないものの、しっかりと勝ちきる野球ができるチームを作っており、今夏までに個の能力が上がれば面白い存在だ。
さらに、最速152キロを計測した2年生の豪腕エース・松石信八を擁する藤蔭。抜群の身体能力を持つ古川雄大のいる佐伯鶴城も上位進出を狙う。
いずれにしても、甲子園という大舞台での1回戦突破が大分勢の目標。県予選で切磋琢磨し、全国区でも活躍できる底力をつけてほしい。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【九州編】
●高いポテンシャルが最大の魅力
今夏の九州勢は、福岡をはじめ、各県にポテンシャルの高い選手が揃う。しかしながら、昨夏の甲子園では、長崎商の3回戦が最高と振るわず……。センバツでベスト8になった九州国際大付など、いま勢いのある高校が今夏こそは甲子園に熱い南風を吹かせてほしい。
九州に眠る逸材たちが甲子園で大暴れする予感
昨夏はセンバツ準優勝校として夏の甲子園に挑んだ明豊(大分)がまさかの1回戦で敗退し、最高でも長崎商(長崎)の3回戦という、寂しい結果で終わってしまった九州勢。
しかし、他地区と比べても、プロで活躍する逸材の宝庫であることは間違いないため、今夏こそは上位に食い込む活躍をしてほしいところ。
その筆頭になりそうなのが、センバツでベスト8となり、U18代表候補を3人擁する九州国際大付(福岡)。
県内でもトップクラスの強豪校だが、九州大会準優勝の西日本短大附など、甲子園の切符をつかむまでには、多くのライバルたちが立ちはだかる。
そのほかにも、九州大会優勝の神村学園(鹿児島)、センバツ初出場を果たして勢いのある大分舞鶴(大分)、驚異の打撃力を誇る九州学院(熊本)など、全国で戦う姿をみたい高校は数多くあるが、いずれも県大会の優勝は険しい道。
そこを乗り越えることで、各校の逸材たちが眠っている才能を一気に開花させれば、甲子園でも必ずや大暴れしてくれるはずだ。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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公開日:2022.07.14