7号3ランホームラン放ったロハス・ジュニア
8月13日に京セラドーム大阪で行われた中日ドラゴンズ戦に、「3番・左翼」で先発出場したロハス・ジュニアは、4打数2安打3打点1HR。7号3ランホームランを放ち、今シーズン5度目のマルチヒットを記録し、存在感を放った。
4回先頭打者で打席に立ったロハスは、中日ドラゴンズ先発の橋本侑樹の2球目145キロのストレートをレフトへ運び、ノーアウトのランナーとして出塁。
さらに、山本泰寛の犠牲フライでチーム48イニングぶりに打点、31イニングぶりの得点を挙げた5回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、再び橋本侑樹の2球目132キロのフォークを泳ぎながらバットに乗せ、起死回生の一時同点の7号3ランホームランを放った。
ロハスは、昨年から右打席の打率が悪く、今シーズンは左腕との対戦が少なかった中で、しっかりベースに覆いかぶさって、真っすぐと変化球を両方打てるように、立ち位置を変える工夫を凝らし、対応力アップに努めていた。
その結果がこの8月にようやく開花し始め、8月に入り、21打数9安打6打点3HR、打率.429と、なんとしても結果を残して1軍で試合に出続けたいロハスが、必死にボールに食らいつき、打撃絶好調を維持している。
矢野監督には、ロハスが打撃好調を維持している間は、スタメンから外すことなく、起用し続け、韓国リーグMVPの肩書きにそぐわぬ実力を発揮させてもらいたい。
ロドリゲス以上に今、大山悠輔の穴埋めをしているのは、確実にロハスであり、佐藤輝明以上に存在感を放っている。
ロハスが来シーズンも阪神タイガースでプレーするには、ここからシーズン終了まで結果を残し続けることだ。
崖っぷちに立たされたロハスが、自慢の長打力で阪神タイガースに勢いを与える一発を連発してくれることを期待したい。
公開日:2022.08.16