ピッチャーのクイックが遅ければ、キャッチャーがどんなに良い肩でも盗塁は刺せない!
どのキャッチャーの肩が強い、弱いという話は昔からプロ野球ファンの中で盛り上がる話だ。
しかし、そもそも「盗塁の責任は8割方ピッチャーにある」というのが中村武志さんの持論。
そうなるとキャッチャーの肩の強さなど関係ない!?
キャッチャーに責任がある場合は、セカンドに暴投やワンバウンドのボールを投げた時。
それはなくて、しっかりと投げてもセーフだった場合はピッチャーの責任だと中村武志さんは言う。
ピッチャーの最もできることはクイック、次に牽制球。
ランナーの足が速くて、盗塁をしてきそうな場面だったらピッチャーはバッターを抑えることばかりではなく、盗塁を阻止するためのピッチングをするべきだという。
状況によってはバッターとの勝負より、ランナーとの盗塁阻止勝負に気持ちを強く持っていった方が良い場面もあるくらい。
これがレジェンドキャッチャー・中村武志さんが長年キャッチャーをやってきて体得した盗塁阻止に関する持論だ。
公開日:2022.08.29