甲子園プロ初安打マークした高寺望夢
10月2日に阪神甲子園球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、「7番・二塁」で先発出場した高寺望夢は、5打数1安打。甲子園初ヒットをマークし、存在感を放った。
6回、先頭打者で打席に立った高寺望夢は、ヤクルトスワローズ先発のサイスニードの4球目148キロの高めのストレートを振り抜くと、レフトフェンス直撃のツーベースヒットとなり、甲子園プロ初安打を記録した。
ロハスのファーストゴロの間に、三塁に進み、1アウト3塁で迎えた島田海吏がファーストにゴロを転がすと、果敢に本塁突入を試みるも、ヘッドスライディングも間一髪タッチアウトとなった。
すかさず、矢野監督がリクエスト要求するも判定は覆らなかったが、若さあふれるプレーで甲子園のファンを魅了した。
高寺望夢は、5月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞し、8月1日に神宮で実施される大学・社会人選抜の「野球伝来150年 プロアマ記念試合」に臨むU23NPB選抜のメンバーに森木大智と共に選出されるなど、天性の打撃センスに矢野監督も一目置く阪神タイガースの期待の選手だ。
今シーズンは、6月8日に初めて1軍登録され、4試合に出場し、3試合で先発したが、8打数ノーヒットと、1軍初安打を放つことが出来ず、12日に2軍降格となっていた。
しかし、2軍降格後も打撃の調子を落とすことなく、1軍で足りなかった部分を見つめ直しつつ、矢野監督も一目置く天性の打撃センスに磨きを掛け、9月23日の広島カープ戦で1軍再昇格を果たし、プロ初ヒット&初打点を記録するなど、再昇格してから全4試合で先発し、クライマックスシリーズ進出を決める3連勝に貢献したラッキーボーイとなっていた。
クライマックスシリーズでもラッキーボーイの活躍を披露し、来シーズン大ブレイクするための足がかりとしてもらいたい。
公開日:2022.10.03