先発と抑えの橋渡しをする存在の中継ぎ。
2022年シーズン、そして過去の最優秀中継ぎ投手もピックアップして振り返る。
※HP=ホールドポイント
セパ共に2人が同時受賞
昨季のパリーグの最優秀中継ぎは35HPを記録した西武・平良海馬と水上由伸だ。
平良は2017年のドラフト4位で西武に入団。21年シーズンは抑えも経験し、39試合連続無失点の日本プロ野球新記録を達成している。
水上は2020年の育成ドラフト5位で西武に入団した昨季2年目。60試合に登板し、2年目にして初のタイトルを獲得。新人王も受賞した。
一方、セリーグの最優秀中継ぎは45HPで阪神の湯浅京己と中日のY・ロドリゲスが共に受賞。
湯浅は2018年ドラフト6位で阪神に入団した4年目。昨季は59試合に登板し、セリーグで最年少の最優秀中継ぎ投手(23歳)のタイトルを獲得した。
ロドリゲスはキューバ出身の25歳。昨季は中継ぎに配置転換され、56試合に登板して防御率1.15を記録している。
17年までさかのぼると、懐かしい面々も
セリーグ21年の最優秀中継ぎは、ヤクルトの清水昇で53HP。20年は中日の福敬登が30HPで、19年は中日のJ・ロドリゲスが44HPで、18年はヤクルトの近藤一樹(42HP)、17年は阪神の桑原謙太朗とマテオが43HPで同時受賞している。
一方、パリーグでは21年、42HPで日本ハムの堀瑞輝が獲得(プロ野球最年少タイ記録)。20年はソフトバンクのモイネロが40HPで、19、18年は日本ハムの宮西尚生がそれぞれ44、41HPを記録して受賞。17年は当時、ソフトバンク所属の岩嵜翔が46HPでタイトルを獲得した。
公開日:2023.01.06