ストレッチをするとメンタルにもよい影響がある!

体の不調とともに、ストレスなど心に不調を抱えている人が増えています。その原因の1つとされるのが、自律神経の乱れです。自律神経には、活動しているときや緊張しているときに働く「交感神経」と、リラックスしているときや眠っているときに働く「副交感神経」があり、アクセルとブレーキの関係のようにお互いがバランスを取りながら体を調整しています。しかし、度重なるストレスなどでアクセルを踏みっぱなしの状態になると、心身が常に緊張状態になり、ブレーキがきかなくなります。すると、イライラしたり、眠れないといった不調につながるのです。
ストレッチで心身に働きかける
自律神経を整える方法としては、呼吸法などが知られていますが、実は、筋肉をストレッチすることのほうが早い効果が得られます。筋肉には、交感神経によって収縮し、副交感神経によって弛緩されるという特徴があります。ストレッチをすることで、筋肉を伸縮させる動きが繰り返されるため、交感神経と副交感神経の両方に働きかけることができ、自律神経のバランスが整ってくるのです。
筋肉は、体のさまざまな機能と深い関わりがある
おなかの真ん中にある腹直筋、背骨に沿った脊柱起立筋、太ももの前側にある大腿四頭筋は、姿勢を維持するために使われる筋肉で、まとめて『抗重力筋』と呼ばれます。これらの筋肉を日頃からしっかり使っていると、感情をコントロールするホルモンの「セロトニン」が促進され、心の安定につながります。また、組んだ両手を手のひらを上にして伸びをすると、副交感神経に作用して緊張がやわらぎ、脚を鍛えると脳の活性化につながります。肥満の原因も、突き詰めていくと心の問題が関係していた、ということもあります。ストレッチをおこなって、心と体の両方をよくしていきましょう。
【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)
肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。
本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。
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