12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【新戦力査定/評価:B-】ドラフト下位が大躍進も、新外国人野手は大外れ!
ドラフト8位ながら、開幕投手に大抜擢されたのは北山亘基。かつて王貞治氏が残した「開幕投手には格というものがあるだろう」という言葉を思い出したオールドファンも多いだろうが、2回を無失点に抑え、オープナーの役割を果たした。
その後もセーブ機会を任されるなど、重点的に育成され、55試合で防御率3・51の成績を残した。炎上する場面もあったが、奪三振率10・17はリリーフ適性とポテンシャルを示している。
ショートではドラ9・上川畑大悟がスタメンを確保。小兵ながらシュアなバッティングで打率・291、出塁率・360をマーク。この2人は来季一軍当確だろう。
新外国人投手はなかなかの逸材だった。ポンセは14先発で3勝5敗だったが、8月27日のソフトバンク戦でノーヒットノーランを達成。6月に加入したメネズは15試合で防御率1・08と安定した数字を残し、シーズン終盤には先発でも力を発揮した。ただ、昨季メジャー39登板のガントは右肘負傷で一軍登板なし。掴まされた感は否めない。
野手はアテが外れ、アルカンタラは97試合で打率・209、14本塁打、ヌニエスは63試合で打率・174、4本塁打。なんとアルカンタラは残留するらしい……。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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公開日:2022.12.24