昨日3月14日に東京ドームで楽天戦で先発出場した鍬原拓也。
巨人の2017年ドラフト1位右腕である鍬原拓也は、期待されながらもプロ入り2年で1勝しかできていなかった。
しかし昨夜の鍬原拓也は、得意のシンカーが冴え渡り、楽天打線に6回途中まで毎回の9三振を奪う力投を見せた。
終わって見れば、鍬原拓也は5回2/3で打者21人に対し82球を投げ、3安打2失点9奪三振と開幕ローションに大きく前進する活躍を見せた。
原監督も故障者が相次ぎ未だ固まらない先発ローテーションの大候補と鍬原拓也を賞賛した。
プロ3年目の勝負の年に鍬原拓也が大きく進化を遂げそうなことは間違いがない。
その進化を後押ししているのは、スリークオーターと横手投げの中間にあるオリジナルの投球フォームに行き着いたことだろう。
プロ入り後、制球が安定せず、苦しんでいた鍬原拓也が試行錯誤する中で自然に腕が振れる高さを模索するうちにたどり着いたフォームが得意のシンカーの落差を大きくし、昨夜のような決め球として機能するようになった。
2017年ドラフト1位右腕が新フォームと得意のシンカーで今シーズン大きく飛躍できるか注目だ。
写真:あもあもだいち
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公開日:2020.03.15