助っ人外国人列伝/アメリカ1990年代編
今回の同企画はアメリカ編/1990年代に突入。助っ人外国人が投打の主軸となり、チームの成績に大きく影響を与えた好選手が次々と登場した“助っ人黄金時代”だ!
日本で実力が開花したカリブの怪人!左右からのアーチで3年連続本塁打王
オレステス・デストラーデ
NPB通算5年:(1989~1992、1995)
517試合 打率.262 160本塁打 389打点
●A・Kに続く恐怖の5番!西武黄金期の原動力に
幼い頃にキューバからアメリカに亡命し、長打力のある本格的なスイッチヒッターとして将来を嘱望されていたオレステス・デストラーデ。メジャー時代はケガの影響で鳴りを潜めていたが、1989年に不振のバークレオの代役として西武に途中入団したカリブの怪人の実力は本物だった。
1年目から配球を読んで仕留める長打力を発揮すると83試合で32本、翌年からの3年間は42本、39本、41本と打ちまくり、並み居る強打者を抑えて3年連続本塁打王(内2年は打点王の二冠)に輝いた。
なお、デストラーデは全盛期の秋山幸二や清原和博の後に控える5番打者。さらには日本シリーズなどの大舞台にめっぽう強いため、西武が黄金期を築いたのは頷ける。親日家で陽気なキャラが愛され、本塁打を確信する弓を引くようなガッツポーズも忘れがたい。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
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公開日:2023.01.30