覚醒期待のスーパースター候補は誰!?2023プロ野球ブレイク候補を青田買い!
鳴り物入りでプロ入りした選手もいれば、彗星のごとく現れたニューヒーロー型や育成からの成り上がり型まで、今年は投打12人のブレイク候補をご紹介。意図したわけではありませんが今回はスケール感たっぷりの選手が揃いました。
〝ボールを強く飛ばそう〞2軍で急成長の長距離砲
西川僚祐(千葉ロッテマリーンズ)
■ブレイク確率:65%
186センチ、98キロという恵まれた体格で中学時代、東京ドームや神宮球場で本塁打を叩き込み、東海大相模では高校通算55本塁打を記録した西川僚祐。西川僚祐は、2020年のドラフト下位(5位)指名ながらも当時既に「スイングスピード、飛距離は1軍レベル」(中川隆治スカウト)。「逆方向に強い打球を飛ばせる」(井口前監督)のも魅力で1年目からファームで4番を経験し76試合で打率・157、3本塁打…はパッとしないが、2年目の今季は打率・276(イースタン2位)、8本塁打、48打点(同4位)、7犠飛(同1位タイ)、長打率・438はリーグトップの数値を残した。
西川僚祐の好転のきっかけは鳥越2軍監督(当時)から「『ボールを強く飛ばそうとした時の打撃が一番いい』といわれ、練習でも大きいあたりを打ちにいくようにした」(西川僚祐)こと。結果、「形を追い求めなくなって、どんな体勢からでも思いっきり叩きにいける」ようになり、西川僚祐の打撃は右肩上がりになったというわけだ。
ロッテで右の強打者候補といえば2学年先輩の山口航輝の名がまず上がるが、もう一人、この「西川僚祐」の名前も覚えておいてもらいたい。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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公開日:2023.02.05