打席に立ったブリンソンが絶賛した井上温大
2月16日、巨人春季キャンプにて、ブルペン入りした井上温大は、スライダー、チェンジアップなど40球を投げ込んだ。
伸びのあるストレートとキレ味鋭いスライダーで、打席に立ったブリンソンの内角を攻める投球を見せた井上温大は、良くなってきていると手応えを感じた。
宮崎春季キャンプ第2クール初日にも井上温大の打席に立っていたメジャー通算28本塁打のブリンソンは、2021年にアメリカン・リーグ最多タイの32試合に先発登板し、リーグ最多となる193回1/3を投げ、13勝7敗、防御率2.84、248奪三振で最優秀防御率と最多奪三振の投手2冠に輝き、サイ・ヤング賞を獲得したロビー・レイのようだと絶賛した。
長野久義、丸佳浩、坂本勇人など主力も多く出場する本日17日に行われる紅白戦で、白組の先発として2イニングに登板予定する井上温大は、直球の回転数やボールの軸の数値がまだ一番よかった時に到達しておらず、近づけるようにと調整を重ねている。
早くも2度目の先発起用で原監督から期待される井上温大
12日の紅白戦では紅組で先発した井上温大は、初回2アウトから味方の失策で走者を許したが、4番・岡本和真をライトフライに打ち取り、無失点。2回は秋広優人をセカンドゴロ、続く萩尾匡也を見逃し三振に打ち取るも、2アウトからオコエ瑠偉にフォアボールを与え、続く小林誠司に右中間へタイムリーツーベースヒットを浴び、2回1安打1失点と悔しい思いをしていた。
前回の紅白戦は、自分の良さであるストレートが抜けてしまって、ファールを取ることができなかったので、今回の登板では自慢のストレートでファールがとれるように、フォームを安定することと変化球の決め球を作っていくことをアピールしたいと語った。
侍ジャパンに選出された戸郷翔征などが沖縄キャンプから外れているとはいえ、12日に行われた紅白戦に続いて、早くも2度目の先発起用と原監督からの期待も厚い。
菅野智之、戸郷翔征に続く巨人の先発の柱として、今シーズン井上温大が台頭できるのか注目だ。
公開日:2023.02.17