春の中山開催を告げる中山記念で「死の馬番」に入ってしまった馬とは!?
今週から東京競馬場から中山競馬場へ開催が移り、よりクラシックの足音が聞こえてきたが、その前に春の中山開催を告げる「中山記念GⅡ」が開催される。
近年は、春のGⅠ戦線前哨戦というよりは海外挑戦のステップレースとして位置付けが強い。
その理由として、古くはヴィクトワールピサが中山記念を勝って次走のドバイWCを勝ち、最近ではウインブライドが中山記念→QE2世Cを勝ち、昨年はパンサラッサが中山記念→ドバイターフを勝つなどしているためである。
今年も海外制覇を目標に掲げている馬など14頭が出走を予定している。
そこで、過去10年のデータから中山記念を勝つ馬を炙り出していく!!
1,前走クラス
中山記念は、前走レースの格が必要でGⅠ組が7勝とトップをマークしており、続いてGⅢ組が3勝を挙げている。
OPクラスや条件クラスからでは勝てないレースである。
2,前走着順別
前走1着だった馬がトップの4勝を挙げ、2着だった馬と6着以下で一桁だった馬が2勝で続いている。
ちなみに前走が6着以下から巻き返した馬は3頭いるが、その3頭全て前走はGⅠレースに出走しており、やはり前走の”格“が必要なレースのため、GⅡ以下のレースで掲示板を外した馬は勝ち馬候補から外すべきだろう。
3,馬齢
馬齢では5歳馬がトップの5勝を挙げ、続いて4歳馬が4勝、残りは6歳馬の1勝となっている。
つまり、7歳馬以降のベテラン馬は勝ちが無いため、この中山記念では見送るのがいいだろう。
4,枠番・馬番
枠番では2枠、6枠に勝利がなく、逆に1枠、3枠、5枠の奇数枠から複数勝利が出ている。
またこの1枠、3枠、5枠は、勝率も二桁を超えているため、この3つの枠に入った馬は有利と見ていいだろう。
そして細かく馬番で見てみると、3着内に入ったことのない「死の馬番」が現れた!!
その馬番とは6番と14番。今年は⑥ソーヴァリアントと⑭リューベックの2頭が該当してしまった。
以上の4つのデータから勝ち馬候補の条件をまとめると、
・前走GⅢ以上を走っている
・前走で掲示板内に入るか、6着以下と大敗していてもGⅠ競走に出走している馬
・4歳馬から6歳馬まで
・死の馬番6番と14番を除き、1枠、3枠、5枠に入った馬
上記4条件の該当馬は①ダノンザキッドと③イルーシヴパンサーの2頭なった。
果たして、データで示された2頭から勝ち馬が現れるのか!?
発走は2月26日の中山競馬場11レース、15時45分予定。
公開日:2023.02.25