中山礼都が決勝打含む4安打2打点の大暴れ
3月16日、paypayドームで行われたソフトバンクホークスとのオープン戦に、「2番・三塁」で先発出場した中山礼都は、5打数4安打2打点。決勝タイムリーヒットを放つなど4安打2打点の活躍で、開幕1軍へ大きく前進した。
初回、ノーアウト走者なしの場面で打席に立った中山礼都は、ソフトバンクホークス先発・ガンケルの初球146kmツーシームをセンターへ弾き返し、いきなり出塁。
さらに5回、先頭打者で打席に立つと、ソフトバンクホークス2番手・有原航平の4球目128kmスライダーをライトへ運び、マルチヒットを記録。
中山礼都の勢いは止まらず、7回2アウト2塁のチャンスの場面で、再び有原航平の4球目129kmスライダーを捉え、決勝のタイムリーヒットを放ち、3安打猛打賞を記録。
最後は9回2アウト3塁のチャンスの場面で、ソフトバンクホークス3番手・松本裕樹の7球目145kmストレートをライトへ運び、4安打の固め打ちを披露した。
4安打の固め打ちで打率.412まで上昇させた中山礼都に対し、原監督は勝負強い打撃を絶賛した。
昨シーズン、1軍デビューを果たし、坂本勇人の後継者として50試合に出場した中山礼都。だが、ドラフト4位ルーキー門脇誠の台頭により、その地位が危ぶまれる中、11日のオリックス・バファローズの開幕投手候補である山岡泰輔から特大のホームランを放ち、原監督に打撃の成長ぶりをアピールしていた。
中京大中京の同期で中日ドラゴンズの高橋宏斗がWBC韓国戦で好投した姿も、中山礼都にとって大きな刺激になっており、自身も主戦場での活躍をと気持ちを高めている。
門脇誠というライバル出現に、高橋宏斗のWBCでの活躍を力に変え、中山礼都が坂本勇人の後継者として、今シーズン大ブレイクを果たすことができるのか注目だ。
公開日:2023.03.17