渡辺諒がマルチヒットで打率.364に上昇
3月19日、神宮球場で行われたヤクルトスワローズとのオープン戦に、「3番・二塁」で先発出場した渡辺諒は、3打数2安打。マルチヒットを記録し、阪神タイガース正二塁開幕スタメンへアピールした。
初回、ノーアウト2塁から森下翔太がダブルプレーに打ち取られた直後、2アウト走者なしの場面。打席に立った渡辺諒は、ヤクルトスワローズ先発の吉村貢司郎の3球目カットボールを捉え、左中間へツーベースヒットを放ち、チャンスが潰れた嫌な流れを断ち切った。
さらに6回、1アウト1塁の場面で、ヤクルトスワローズ2番手・石山泰稚の6球目144kmストレートをライト前へポトリと落ちるラッキーなヒットを放ち、マルチヒットを記録した。
WBCで躍動する中野拓夢と阪神タイガース正二塁手を争う渡辺諒がマルチヒットを記録。ここまでオープン戦10試合に出場し、22打数8安打、規定打席未到達ながらもオープン戦打率.364に上昇させ、打撃好調をアピールした。
阪神タイガース二塁開幕スタメン最有力候補の中野拓夢がWBCでチームから離れている中、渡辺諒が移籍後初めて対外試合で、3番の打順に動じることなく結果を残し、猛アピールを続けている。
打撃絶好調の渡辺諒が打撃好調を維持し、阪神タイガース二塁本命・中野拓夢の座を脅かす。
公開日:2023.03.21