田中千晴が阪神主軸を2K三者凡退
3月22日、東京ドームで行われた阪神タイガースとのオープン戦に、読売ジャイアンツ2番手・直江大輔に代わり、3番手としてマウンドに上がった田中千晴は、1回を12球で無安打無失点2奪三振。2試合連続無失点を記録し、開幕1軍へアピールした。
7回、読売ジャイアンツ2番手・直江大輔に代わり、3番手としてマウンドに上がった田中千晴は、先頭打者のノイジーを6球目149kmストレートで見逃し三振に切って取ると、続く大山悠輔を5球目141kmフォークで空振り三振。最後は佐藤輝明を初球149kmストレートでレフトフライに仕留め、わずか12球で阪神タイガース打線の主軸を三者凡退に打ち取った。
ノイジー、大山悠輔から連続三振を奪うなど、阪神タイガース打線の主軸を相手に、1回パーフェクトピッチングを披露した田中千晴は、冷静に投げられたと安堵の表情を見せた。
田中千晴は、国学院大から2022年ドラフト3位で巨人に入団した189センチの長身から投げ下ろす角度のあるボールを持ち味とするルーキーだ。前回登板の3月19日の日本ハムファイターズ戦で1軍デビューの初登板を迎えたが、緊張のあまり1塁ベンチを勢いよく飛び出そうとしたが、段差がもう一段あったことに気づかず、つまずいてしまい、盛大にずっこけた。しかし、ずっこけが功を奏したのか1軍デビューのマウンドで1回パーフェクトピッチングと躍動した。
1軍デビュー登板で1軍帯同継続が決定した田中千晴が2試合連続無失点を記録し、開幕1軍へさらに前進した。
侍ジャパンのWBC優勝に大きく貢献した大勢に繋ぐ勝利の方程式入りを目標に、田中千晴にはまず開幕1軍を掴み取ってもらいたい。
公開日:2023.03.24