8年ぶりにオジュウチョウサンがいないレースに
年に2度しかないジャンプのGⅠレースの一つ「中山グランドジャンプ」が4月15日に開催される。
前年まではジャンプの絶対王者「オジュウチョウサン」が存在したが、昨年に引退したため8年ぶりにオジュウチョウサンがいない中山グランドジャンプとなる。
その絶対王者不在のジャンプ界に新たな王者の椅子にどの馬が座るのか!?過去10年のデータから炙り出していく!!
1.前走レース
前走ジャンプGⅡを走った馬が6勝とトップの成績収めている。そのうち4勝がオジュウチョウサンなのだが、それ以外にも2頭の馬がジャンプGⅡを走って来てからの勝利を挙げているため、やはり王道路線と言っていいだろう。
次に勝っているのが障害OPレース組で3勝を挙げ、うち1勝はオジュウチョウサンとなっている。そのため、オジュウチョウサンを抜きに考えるとGⅡ組とOP組では遜色ないことなる。また残り1勝の前走はオジュウチョウサンのGⅠ組となっている。
2.馬齢
馬齢の最多は、7歳以上のベテラン馬で6勝も挙げている。続いて5歳馬の3勝、6歳馬の1勝。ただし、過去10年でオジュウチョウサンが6勝も挙げているため、馬齢を引き上げている一つの要因ではある。しかし、オジュウチョウサンを除いても7歳馬以降の馬で8歳馬が2勝を挙げるなど、ベテラン馬に有利なレースとなっている。
3.騎手による影響
過去10年で騎手が乗り替わると勝っていないというデータがある。これは連対率にも現れていて騎手が替わらない場合の連対率は21.8%で、乗り替わると3.6%と極端に落ち込んでいる。そのため乗り替わっているとかなりの割引で考えていいだろう。
4.枠番・馬番
枠では4枠以内の馬の勝ちはなく、最多が5枠、6枠、7枠がそれぞれ3勝を挙げ、残りは
8枠の1勝となっている。そして3着内すら入れない死の馬番も存在し、その馬番とは8番テーオーソクラテスと10番ミッキーメテオの2つである。
残念ながら人気の一角となる⑧テーオーソクラテスには厳しいデータを突き付けられてしまった。
5.前走の競馬場
前走の競馬場別で見ると阪神競馬場組が6勝、中山競馬場組が4勝とこの2つの馬上からしか勝ち馬が現れていない。そのため、他場を経由してきた馬には割引が必要である。
以上から、勝ち馬の5つの条件は?
・前走ジャンプGⅡかジャンプOPレースに出走
・5歳以上8歳まで
・前走から乗り替わっていない
・4枠以内の馬と死の馬番8番と10番は除く
・前走中山or阪神以外を走った馬を除く。
この条件に合致した馬は、⑤ビレッジイーグルと⑨クリノオウジャの2頭なった。
果たして、データで残った2頭が新王者となるのか!?それともデータを覆して来た馬が逆転で新王者になるのか?
発走は4月15日 中山競馬場 11レース 15時40予定。
公開日:2023.04.15