連覇した馬はいない東京スプリント
クラシック第1戦の皐月賞も終わり一区切りがついた競馬界だが、今週末にはいよいよ京都競馬がリニューアルオープンを向かえ、新たにダービーへ向けて走り出していく。
一方、地方競馬では、春のスプリント決戦「東京スプリントJpnⅢ」が開催される。過去10年のデータから、どの馬が東京スプリントを制するのかを導き出していく!!
1.馬齢別
ベテラン馬でも勝っている東京スプリント。それでも5歳馬と6歳馬がトップでそれぞれ3勝を挙げ、それに続くのが4歳馬の2勝となっている。残りは超ベテラン馬の8歳馬と9歳馬が制している。この結果から、やはり4歳馬から6歳馬を狙うべきであろう。
2.前走の着順
前走勝ってきた馬が4勝と唯一の複数勝利を収めている。残りは3着から6着までの馬と9着、15着の馬が、それぞれ1勝を挙げている。やはり前走でそれなりの成績を収めた馬が結果を残している。それでも大敗した馬が巻き返すことの出来ないレースではないため、近走が悪いからと言って見限ると危ない。
3.前走クラス別
前走のクラス別の最多勝は、GⅢクラスを走った馬の4勝で、それに続くのがJRAのOPクラスを走った馬で3勝となっている。残りはGⅠクラスの2勝、JRA3勝クラスの1勝となっている。
さすがに地方重賞を走った馬の勝利はないため、この要素のみだけでも勝ち馬候補から切っていいだろう。
4.枠番・馬番
枠番では4枠と7枠がトップの3勝を挙げている。また、その逆で全く勝てていない枠が3枠と6枠となっている。
これを細かく馬番で見てみると連対したことのない「死の馬番」の存在が明らかになった。その馬番とは4番で連対したことがなく3着1回しか来たことがない。そのため、4番に入ってしまったオーロラテソーロは、勝ち馬候補として買えなくなってしまった。
以上の結果から、勝ち馬候補の4つの条件は
・4歳馬から6歳馬の馬
・前走勝っている馬
・前走GⅢクラスかJRAのOPクラスを走った馬
・一度も勝っていない3枠と6枠、また死の馬番となってしまった4番を除く馬。
なんとこの4条件に全て当てはまる馬はいない。しかし3枠に入ってしまった以外は3つのデータに該当する③アティードが勝ち馬候補に最も近い馬と浮上してきた。
最後にトリビアとして、東京スプリントは過去33回開催されているが、連覇を達成した馬はいない。複数勝利をした馬も第17回と19回を勝ったフジノウェーブ1頭のみとなっている。
果たして、データ通り③アディードが勝つのか!?それともデータを覆してくる馬がいるのか!?
発走は、4月19日 大井競馬場 11レース 20時10分予定。
公開日:2023.04.19