木浪聖也がサヨナラ打呼び込むツーベースヒット

4月18日、阪神甲子園球場で行われた広島カープ戦に、「8番・遊撃」で先発出場した木浪聖也は、4打数2安打。中野拓夢の初サヨナラ打呼び込むツーベースヒットを放つなど、今シーズン4度目のマルチヒットを記録し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。

3回1アウト走者なしの場面で打席に立った木浪聖也は、広島カープ先発の九里亜蓮の5球目132kmツーシームをレフトへポトリと落ちるポテンヒットを放った。

さらに9回、1アウト1塁の場面で打席に立つと、広島カープ守護神・栗林良吏の初球149kmストレートを迷いなく振り抜き、鋭い打球をライト線へかっ飛ばし、1アウト2、3塁とサヨナラのチャンスを演出した。

すると、代打の渡辺諒は見逃し三振に倒れるも、近本光司を満塁策で敬遠され、2アウト満塁となり、中野拓夢が打席に入ると、栗林良吏の9球目142kmフォークを捉え、レフトオーバーの逆転サヨナラ2点タイムリーツーベースヒットを放ち、阪神タイガースを今シーズン2度目のサヨナラ勝ちに導いた。

中野拓夢初のサヨナラ打を呼び寄せた木浪聖也は、打率.440と打撃絶好調だ。

木浪聖也は今シーズン、春キャンプから小幡竜平と阪神タイガースの正遊撃手争いを繰り広げ、開幕スタメンは小幡竜平に譲ったものの、打撃好調を維持し、8日のヤクルトスワローズ戦から8試合連続で先発出場を掴んでいる。

岡田監督も木浪聖也を絶賛しており、木浪聖也が打ち続ける限り、先発起用は続きそうだ。

木浪聖也が阪神タイガースの勝利を演出する好打を連発し、阪神タイガースの絶対的正遊撃手となってくれることを期待したい。