2年連続で牝馬が勝つのか
ゴールデンウイーク中の5月4日に船橋競馬場で、伝統のダートマイル戦「かしわ記念JpnⅠ」が開催される。
昨年は、交流重賞地となってからは牝馬で初めてショウナンナデシコが勝利したが、今年は地方から有力な牝馬スピーディキックが出走を予定。2年連続で牝馬が勝つのか気になるところである。
そこで、過去10年のデータから「かしわ記念」を制覇する馬を推理していく!!
1. 前走クラス別
前走GⅠクラスを走って来た馬が7勝と圧倒している。続くのがGⅢクラスの2勝、最後に地方重賞が1勝となっている。
JRA、地方ともにOPクラスからの勝ちがなく、また地方重賞を負けた馬も勝ちどころか3着内すら入れていないため、格を必要とされるレースとなっている。
2. 前走距離別
前走「かしわ記念」と同じ距離の1600m組を走った馬が、9勝と絶対的な強さを発揮している。残り1勝は1800m組。データから勝ち馬を探すなら、1600mか1800mの距離を走って来た馬から選ぶべきだろう。
3. 前走着順別
前走を勝った馬が最多の4勝を挙げているが、前走6着以下と大敗した馬も4勝。ただし、この大敗した馬全てがGⅠフェブラリーSでのものであり、GⅡ以下で大敗した馬は巻き返せない事が分かる。残りは2着だった馬が2勝を挙げている。
4. 枠番・馬番
枠では1枠が4勝とトップの成績を収めている。続いて5枠、6枠がそれぞれ2勝を挙げ、残りは7枠と8枠がそれぞれ1勝。1枠が4勝も挙げているから内枠が有利に感じるが、2枠,3枠,4枠と勝ち馬が出ていないため、決して内枠有利とも言えない状況である。
これを細かく馬番で見てみると、3着内すら入ったことの「死の馬番」が存在する事が分かった。それは8番ミスティネイル、12番イグナイター、13番タガノビューティー、14番ハナウタマジリの4つもある。何頭か有力馬がいるだけに厳しいデータを突き付けられてしまった。
以上から勝ち馬候補のデータは下記。
1.前走レースがGⅠクラスかGⅢクラス、もしくは地方重賞を走り勝利した馬
2.前走1600mか1800mを走った馬
3.前走2着まで入るか、フェブラリーSで6着以下だった馬
4.勝ち馬が現れていない2枠3枠4枠以外の馬と死の馬番に該当しなかった馬。
この4つのデータ全てに該当する馬は、⑦ハヤブサナンデクンのみとなった。
果たして、データで導き出された⑦ハヤブサナンデクンがGⅠ級初勝利となるのか!?それともデータを覆す馬が現れるのか!?
発走は5月4日 船橋競馬場 11レース 20時05分予定。
公開日:2023.05.04