前川右京が2試合連続マルチヒット
5月6日、阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「5番・DH」で先発出場した前川右京は、4打数2安打。2試合連続マルチヒット&6試合連続安打を記録し、1軍昇格へアピールした。
4回、1アウト1塁の場面で打席に立った前川右京は、オリックスバファローズ先発の村西良太の3球目113kmスライダーをライトへ運び、1アウト1、3塁のチャンスを演出。しかし、井坪陽生がダブルプレーに倒れ、得点は生まれなかった。
さらに、6回2アウト走者なしの場面。再び村西良太の7球目121kmチェンジアップを捉え、ファーストへの痛烈な打球で内野安打とした。
前川右京は、今シーズンの春キャンプを1軍でスタートすることが決まっていたが、直前に左上肢のコンディショニング不良を発症して離脱。3月4日の教育リーグ・中日ドラゴンズ戦からライトの守備に就くも症状が再発し、4月8日のウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦を最後にDH、代打での出場が続いている。
しかし、DHや代打で出場する中、ウエスタン・リーグでは直近6試合連続ヒットを記録。打率.385と結果を残しており、守備での出場が問題なければ、1軍昇格させられる状態にまできている。
ひと足先に1軍に昇格している井上広大に負けじと1軍で活躍したいと前川右京も思っているはずだ。
前川右京が1軍昇格を果たし、佐藤輝明が打撃復調の兆しを見せ、勢いづき始めている阪神タイガース打線のさらなる起爆剤となれるか注目だ。
公開日:2023.05.07