石川慎吾が勝ち越しのタイムリーツーベースヒット
5月20日、ジャイアンツ球場で行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、「5番・左翼」で先発出場した石川慎吾は、3打数2安打2打点1四球。勝ち越しのタイムリーツーベースヒットを放つなど2安打2打点で、1軍昇格へアピールした。
3回、2アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った石川慎吾は、日本ハムファイターズ先発の根本悠楓の4球目141kmストレートをセンターへ弾き返し、同点となるタイムリーヒットを放った。
さらに、7回2アウト1塁の場面。日本ハムファイターズ4番手・井口和朋の2球目137kmストレートを捉え、右中間フェンス直撃の勝ち越しタイムリーツーベースヒットを放ち、マルチヒットを記録。
持ち前の勝負強さで、石川慎吾は同点タイムリーヒットに加え勝ち越しのタイムリーツーベースヒットを放ち、巨人を勝利に導いた。
石川慎吾は2軍調整を続けていたが、3月22日の阪神タイガースとのオープン戦で今シーズン初めて1軍に合流。しかし、オープン戦では2打数ノーヒットに終わり、開幕1軍を逃していた。
イースタン・リーグではコンスタントにヒットを放ち、ここ最近では2試合連続ヒット中で、打率.377と打撃好調を維持している。
坂本勇人に丸佳浩が打撃復調の気配を見せ、勢いづいてきた巨人打線。ここにチャンスメーカーであり、自分でチャンスをものにすることもできる石川慎吾が起爆剤として加わることができれば、更なる相乗効果を生むはずだ。
石川慎吾が1軍昇格を果たし、巨人打線の起爆剤として躍動できるか注目だ。
公開日:2023.05.21