チーム力全体を向上させるジョーンズ
最下位脱出を目指すバファローズ。攻撃面の補強戦力が機能すれば、さらに上も望めるだろう。
まず野手陣には、通算282本塁打の大物メジャーリーガー・ジョーンズが加入。外野手としては4度のゴールドグラブ賞受賞と打線のみならずチーム力全体が向上しそうだ。
さらにマイナー通算174本塁打のロドリゲスも加入し、昨季途中加入のモヤも健在。得点力は確実に上がるだろう。
一方、若手では大学出内野手の中川圭太が1年目で機能し、高校出6年目外野手の宗佑磨は打力が伸びて成長が見込める。どちらも我慢強く起用したいところだ。
投手陣は山本由伸を筆頭に若い力が台頭。特に先発陣が充実したが、救援陣は不安定だった。そこ
に新助っ人右腕のヒギンスが加入し、中継ぎに厚みを加えた。
ドラフトでは1位で高校生左腕の宮城大弥を獲得。速球も変化球も質が高く早期1軍もあり得る。
ーー次回【オリックス・バファローズ投手編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.04.05