深い呼吸をすることで、呼吸のときに使われる筋肉・通称「呼吸筋」がよく使われるようになります。主に吸う息で使われるのが、首まわり胸鎖乳突筋と斜角筋で、吐く息で使われるのが、肋骨の骨と骨の間にある内肋間筋と腹筋群(腹斜筋、腹横筋、腹直筋)です。もうひとつ、忘れてならないのが横隔膜。横隔膜は肋骨の下にあり、腹筋群の屋根的な立ち位置にあります。横隔膜は息を吸うと下がり、その反動で息を吐き出すときに元に戻ろうとして持ち上がります。
広がった胸郭を締めるポイントは、吸う息と吐く息の長さを一定にすること。そして、息を吐くときは最後まで吐き切ること。そうすると内肋間筋、腹筋群、横隔膜がそれぞれに締めて、押し上げる働きをするのです。コツを習得するために、まずは腹式から始めます。次に胸式へと移行し、姿勢の安定を狙うと同時に、呼吸筋の働きを引き出します。正しく動くと、浅い呼吸と比較して体内の換気量が約6倍にもなると言われています。換気量が変わるということは消費エネルギーも増えるということ。骨格 補正、筋肉のパワー発揮、脂肪燃焼と、あらゆる「くびれスイッチ」がオンになります。
【書誌情報】
『立ち方を変えたら、体がたちまちキレイになった』
著:YUKO
Instagramでナチュエロボディが人気!万年ダイエッターだった著者が、ヨガを学んで辿り着いた、最高にシンプルで最強のボディメイク。それは、パンパンの太もも、くびれのないウエスト、垂れたお尻、四角いお尻、猫背、メリハリのないラインなど、あらゆる悩みを解決する「立ち方」でした。本書では、実際に著者自身の体を変えた「ターダ・アーサナ」と呼ばれる立ち方を中心に、げっそりやせるためではなく、キレイで色気のあるボディラインの作り方や、女性にとって大切なインナーコントロール、骨盤開閉リズムについて解説。一生「心地のいい体」でいるためのコツをお伝えします。
公開日:2020.04.28
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