守護神から先発再転向に挑戦する松井裕樹が試練の壁に立ちはだかっている。
3月27日に森林どりスタジアム泉で行われた巨人との2軍練習試合に先発し1回5安打6失点と炎上した。
オープン戦最後の登板となった2月22日のDeNAベイスターズ戦でも2回1/3、8安打6失点と炎上続きとなっている。
今季実戦7試合に登板した松井裕樹は、16回18失点(自責16)で防御率9.00とかなり苦しんでいる。
守護神からの先発転向ということで試行錯誤の中、登板しているのだろうが見ているファンからすると本当に大丈夫なのかと心配してしまう結果が続いた。
そんな松井裕樹が今シーズン先発転向を成功に導けるかカギを握るのが、2018年シーズンから投じ始めているカーブだ。
ストレート、スライダー、チェンジアップと主に3つの球種を勝負球として操る松井裕樹は奪三振率が高く、先発投手として課題となる球数が多い点を改善する必要がある。
3つの勝負球にカーブが入って来れば、自慢の直球を意識させながらカーブで打たせて取るピッチングが可能になるのだ。
楽天イーグルスが7年ぶりのリーグ優勝、日本一を達成できるかは、松井裕樹の先発転向が成功するかどうかが大きく影響することは間違いない。
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公開日:2020.04.07