木浪聖也が反撃のタイムリーヒット
6月28日、阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦に、「8番・遊撃」で先発出場した木浪聖也は、4打数1安打1打点。近本光司の同点タイムリーヒットを呼び込む反撃のタイムリーヒットを放ち、存在感を放った。
7回2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った木浪聖也は、中日ドラゴンズ先発の高橋宏斗の初球152kmストレートをセンターへ弾き返し、反撃のタイムリーヒットを放った。6月防御率0.00の高橋宏斗から今月初失点をつけ、近本光司の同点タイムリーヒットを呼び込んだ。
木浪聖也は、今シーズン小幡竜平との開幕ショート争いを制し、開幕後も小幡竜平にチャンスを与えないほどの活躍ぶりで、阪神タイガース最強の8番打者として結果を残してきた。しかし6月に入り打撃の調子を崩し、25日のDeNAベイスターズ戦ではスタメン落ちしていた。
それでも好調時の打撃フォームなど見つめ直し、前日27日の試合では3安打3打点の活躍。今シーズン7度目の猛打賞を記録した木浪聖也が、この試合でも沈黙ムードを打開する反撃のタイムリーヒットを放ち、阪神タイガース最強の8番打者の本領を発揮した。
交流戦終盤から5連敗で沈んだ阪神タイガースを再浮上させるキーマンとして、木浪聖也にはここからさらなる活躍を期待したい。
公開日:2023.06.29