中川勇斗が今季4度目となるチーム唯一のマルチヒット
7月1日、阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「8番・捕手」で先発出場した中川勇斗は、3打数2安打。スリーベースヒットを放つなど、今シーズン4度目となるチーム唯一のマルチヒットを記録し、1軍再昇格へアピールした。
3回、1アウト走者なしの場面で打席に立った中川勇斗は、オリックス・バファローズ2番手・日高暖己の8球目139kmストレートをレフトへヒット。チーム初ヒットを記録した。
さらに、8回2アウト走者なしの場面で、中川勇斗はオリックス・バファローズ5番手・近藤大亮の初球149kmストレートをセンターへ弾き返すスリーベースヒットを放ち、チーム唯一のマルチヒットを記録した。中川勇斗は7月打率.667と打撃好調だ。
中川勇斗は、2021年ドラフト7位で阪神タイガースに入団した強肩強打の捕手だ。今シーズンは、沖縄キャンプ中にも一時、一軍キャンプに合流するなど、岡田監督から注目されていた。5月30日にプロ初昇格を果たし出番こそなかったが、ブルペンで1軍投手陣の球を受けるなど、9日に出場選手登録を抹消となるまでの11日間で貴重な経験を積んでいた。
スリーベースヒットを放つなど、今シーズン4度目となるチーム唯一のマルチヒットを記録した中川勇斗には、今度は坂本誠志郎と梅野隆太郎の阪神タイガース正捕手争いに割って入る存在として、1軍再昇格を勝ち取ってもらいたい。
中川勇斗が1軍昇格を果たし、坂本誠志郎と梅野隆太郎の阪神タイガース正捕手争いに割って入る活躍を見せることができるか注目だ。
公開日:2023.07.02