カープは救援陣の再構築がカギ
新たに佐々岡真司監督が就任し、2年ぶりのCS進出を目指すカープ。有意義な補強も行い、目標達成は難しくないだろう。
昨季のチーム防御率はリーグ2位。投手陣全体では悪くなかったが、抑えの中﨑翔太が不振に陥るなど救援陣の形が崩れた。結果〝逆転のカープ〞が32試合もの逆転負け。
そこで抑え候補にDJ・ジョンソン、中継ぎ候補にスコットを獲り、再整備を図る。
一方の野手陣は得点力が下降。リーグ3連覇を支えた1〜3番の形が崩れた中、西川龍馬の台頭はあったが、バティスタのドーピング違反による出場停止も響いた。
それでもメジャー移籍を目指した菊池涼介が残留。メジャーで実績のある外野手のピレラも加入し、戦力は整備されつつある。
ドラフトでは1位で大学生右腕の森下暢仁を獲得。最速155キロの速球に変化球の質も高く、開幕ローテ入りも狙える逸材だ。
ーー次回【西武ライオンズ投手編・野手編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.04.13