助っ人外国人列伝/ホエールズ&ベイスターズ編
昔から左右の強打者が多く活躍し、ハマのファンから愛されたホエールズ&ベイスターズの助っ人たち。キャラが濃く、実力派揃いの歴代助っ人を振り返る!
長い低迷期のチームを日本一に導いた立役者!
横浜通算成績8年:1933〜2000)
1039試合 打率.325 167本塁打 808打点
ホエールズからベイスターズの系譜の中で最強助っ人と言えば、やはりロバート・ローズだろう。メジャーのエンゼルスでも将来を嘱望されていたローズが日本にやってきたきっかけは交通事故。92年の開幕直後に足を骨折して出場機会が減ると、横浜の敏腕スカウトだった牛込惟浩氏が交渉して入団が決まった。当初、打撃よりも守備を期待されていたふしがあったローズだが、苦手な球種がない上に驚異的に勝負強い打撃を披露して打率・325、19本塁打、94打点の好成績。1年目から打点王を獲得するなど首脳陣の期待をいい意味で裏切った。
2年目以降も期待にしっかりと応えてくれるポイントゲッターとして活躍し、95年から6年連続で打率3割以上、史上最多のサイクル安打3回などマシンガン打線の中軸となった。98年のリーグ優勝&日本一は、ローズの存在なくしては達成できなかっただろう。99年は当時の右打者歴代最高の打率・369、37本塁打、153打点と驚異的すぎる成績を残したローズだが、翌年のオフにあっさりと引退。03年にロッテで現役復帰するも、来日から28日後に退団している。帰国後は自身の子供が通う高校で野球を教え、昨年からオリオールズ傘下のジョアバーズで打撃コーチに就任している
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公開日:2020.04.12