初のタイトルを獲得した大野雄大
中日の先発陣は左腕の大野雄大、右腕の柳裕也がローテーションの両輪。大野雄は9勝も最優秀防御率に輝き、柳は3年目で初の2ケタとなる11勝を挙げた。
三番手以降は復調が期待される両左腕の小笠原慎之介、笠原祥太郎がいて、山井大介、吉見一起の両ベテランも健在。そして、若手の梅津晃大、山本拓実、清水達也も候補に挙がり、来日2年目左腕のロメロも控えている。
救援陣は抑えの確立が課題。理想は昨季不振だった抑えの鈴木博志を再起させ、岡田俊哉はR・マルティネスとともにセットアッパーで起用すること。
中継ぎは祖父江大輔、左の福敬登をはじめ駒がそろっているので、早い段階で勝ちパターンを作りたい。
捕手陣は昨季7人が併用され、その中で最多92試合出場の加藤匠馬がレギュラー筆頭候補。強肩で抜擢され、2軍落ちしながら再昇格した経験を生かしたい。
ーー次回【東京ヤクルトスワローズ:チームバランス編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.04.16