平内龍太が1.1回完全投球で4試合連続無失点
9月2日、南魚沼のベーマガSTADIUMで行なわれたイースタン・リーグの西武ライオンズ戦に、読売ジャイアンツ先発の直江大輔に代わり、2番手でマウンドに上がった平内龍太は、1.1回を18球で無安打無失点1奪三振。4試合連続無失点を記録。9月防御率0.00の好投で、1軍再昇格へアピールした。
6回、2アウト1、2塁のピンチの場面で、読売ジャイアンツ先発の直江大輔に代わり、2番手でマウンドに上がった平内龍太は、金子侑司を3球目149kmスプリットでセカンドゴロに抑え、直江大輔が招いたピンチを見事火消しした。
7回も続投した平内龍太は、先頭打者の鈴木将平を2球目145kmツーシームでセカンドゴロ。高木渉を7球目137kmスプリットでセカンドライナー。最後は陽川尚将を6球目152kmストレートで空振り三振に切って取り、1回完全投球で西武ライオンズ打線を無失点に抑えた。
平内龍太は、昨秋の右ひじの手術から復帰し、支配下登録復帰を果たしたが、5月14日の広島カープ戦から1軍昇格を果たすも、7試合に登板し、6失点。6月2日の日本ハムファイターズ戦で2回3安打3失点を喫し、2軍降格となっていた。
2軍降格直後は、4試合連続失点するなど、不調が続いていた平内龍太だが、6月16日に久保巡回投手コーチから個別指導を受け、今まで意識していたように頭を残して腕を振るイメージではなく、投げ始めたら頭が地面につくくらい極端に体を縦に使う、骨盤を縦に使う意識に変え、手応えを得た。
大勢不在の勝利の方程式へ平内龍太が1軍復帰を果たし、中川皓太と共に強固な勝利の方程式を形成することができるか注目だ。
公開日:2023.09.03