渡辺諒が同点のファーム1号ソロホームラン
9月6日、由宇球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「5番・三塁」で先発出場した渡辺諒は、5打数2安打1打点1HR。同点のファーム1号ソロホームランを放ち、3試合連続安打を記録。直近3戦打率.500と打撃好調で1軍再昇格へアピールした。
2回、先頭打者で打席に立った渡辺諒は、広島カープ先発の河野佳の5球目ストレートをセンターへ運び、出塁。
さらに7回、先頭打者で再び打席に立つと、渡辺諒は広島カープ3番手・薮田和樹の3球目ストレートを捉え、左中間へ運ぶ同点の1号ソロホームランを放った。
渡辺諒は、昨シーズンオフに日本ハムファイターズからトレード移籍し、今シーズンから阪神タイガースに活躍の場を移し、佐藤輝明が不振だった前半戦では、代役として出場し、要所で試合を決めるバッティングなどを披露していた。
しかし、代打で8月8、9日巨人戦、12、13日のヤクルトスワローズ戦に出場するも結果を出せず、7月6日の広島カープ戦のツーベースヒットを最後に、13打席ノーヒットを記録し、8月15日に2軍降格となっていた。
岡田監督からは2軍でしっかりと打って帰ってこいと尻を叩かれ、2軍降格後は打撃の向上に努めた渡辺諒は、3試合連続安打を記録し、直近3戦打率.500と打撃の調子が上向き始め、1軍昇格準備を整えつつある。
アレに向け、さらにチームの勢いを加速させたい岡田監督は、勝負所で一打を放てる渡辺諒の1軍再昇格を目論んでいるはずだ。
渡辺諒には1軍再昇格を果たし、ここぞの場面で一打を放ち、勝負を決められる選手として躍動してもらいたい。
公開日:2023.09.07