畠世周が今季2軍初マウンドで2回3Kの好投
9月7日、ジャイアンツ球場で行なわれたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、読売ジャイアンツ先発の横川凱に代わり、2番手でマウンドに上がった畠世周は、2回を33球で2安打無失点3奪三振。今シーズン2軍初マウンドを2回3奪三振の好投で、1軍昇格へアピールした。
6回、読売ジャイアンツ先発の横川凱に代わり、2番手でマウンドに上がった畠世周は、先頭打者の矢澤宏太を4球目チェンジアップでライトフライ。続く石井一成に4球目148kmストレートをセンターへ運ばれ、ランナーを背負う展開に。しかし、梅林優貴を3球目138kmフォークで空振り三振。最後はアルカンタラを5球目140kmフォークで空振り三振に切って取り、無失点で切り抜けた。
7回も続投した畠世周は、先頭打者の郡拓也を4球目131kmスライダーでショートゴロ。有薗直輝に3球目140kmフォークをセンターへ運ばれ、再び1アウト1塁と走者を背負うも、谷内亮太を7球目149kmストレートで空振り三振。最後は中島卓也を3球目124kmチェンジアップでサードファールフライに抑え、日本ハムファイターズ打線を2イニング連続無失点に抑えた。
畠世周は、2月の春季キャンプ中に右肘の違和感を訴え、3月23日に右肘関節鏡視下クリーニング術を受けた。7月9日に行われた西武ライオンズとの3軍練習試合で実戦復帰を果たしたが、その後、コンディションを落として再び故障班に合流。地道なリハビリを続け、8月23日に行われたプロ・アマ交流戦の桐蔭横浜大戦で実戦復帰を果たし、先発で1回1安打1失点、2奪三振1四球。最速151kmのストレートを計測し、スライダー、フォークなども投じていた。
今シーズン1軍初登板へ向け、順調に調整を進めている畠世周には、1軍昇格を果たし、戸郷翔征が一人奮闘する先発ローテーションの一角を担う活躍を披露してもらいたい。
公開日:2023.09.08