京本真が7回途中7奪三振の投球で試合作った!
9月12日、ジャイアンツ球場で行なわれたイースタン・リーグの千葉ロッテマリーンズ戦に、読売ジャイアンツの先発としてマウンドに上がった京本真は、6.2回を109球で6安打3失点(自責点2)7奪三振2四球。7回途中7奪三振の投球で試合を作り、今オフでの支配下登録へアピールした。
本調子ではなかった京本真だが、189cmの長身から繰り出すキレのあるストレートにスライダー、チェンジアップを交えて、初回を三者凡退に抑えるなど2回まで無失点。3回に2アウトから福田秀平に2球目121kmスライダーを捉えられ、先制の4号ソロホームランを献上。それでも4回は立て直し、三者凡退。5回には1アウト2塁のピンチの場面で、金田優太に5球目115kmカーブをセンター前へタイムリーヒットを許した。
6回はフォアボールを出すも、無失点で切り抜け、7回も続投した京本真は、先頭打者の山本大斗に内野安打を許し、松川虎生に送りバントを決められ、1アウト2塁のピンチを背負う。池田来翔を空振り三振に打ち取るも、金田優太にタイムリーツーベースヒットを許し、7回途中109球を投げ、降板となった。
3失点はしたものの、失点後も大崩れすることなく、7三振を奪った京本真は、今オフでの支配下登録へ向け、自分の特徴を把握れていても、しっかり投げきれるようにしていきたいと、さらなる高みを見据えた。
京本真は2021年育成ドラフト7位で明豊高から巨人に入団したプロ2年目育成右腕だ。189cmの長身から投げ下ろす最速150kmの角度あるストレートとチェンジアップ、フォークで投球を組み立てられ、さらにカーブ、スライダーなど多彩な球種を操ることができ、いつでもカウントを取れることが強みの投手だ。
オフには巨人で一番すごい投手だと思った守護神・大勢に弟子入りし、合同自主トレで肉体改造に励み、筋肉量を大幅に増加させた。そのことが今シーズン14試合に登板し、4勝4敗、防御率2.52の好投につながっており、2軍戦で先発ローテーションの一角として台頭してきている。
7月末が期限であった支配下登録を今シーズン勝ち取るかと期待された京本真だったが、今シーズンでの支配下登録を掴み取ることはできなかった。
今オフでの支配下登録を掴み取り、1軍先発ローテーションの一角として台頭すべく、今シーズン2軍で投球に更なる磨きをかけてもらいたい。
公開日:2023.09.13