名馬の名を冠した菊花賞トライアル
今週のJRA重賞競走に菊花賞トライアル「セントライト記念」が18日に組み込まれている。
この「セントライト」という名は、日本競馬史上初のクラシック3冠馬となった馬の名前である。セントライトは現在では考えられないローテで走っていた。なんとデビューから引退まで同一年のわずか7か月の競走馬生活の間で12戦を消化して、3冠という偉業を成し遂げている。
またセントライトの父ダイオライトは、繋養されていたのが千葉県という事で、船橋競馬場で開催されるダートグレードで「ダイオライト記念」として名前が付いたレースが開催されている。
その偉大なる名馬の名前が付いたセントライト記念を、過去10年のデータから勝ち馬候補5か条を発表していく!
1.前走クラス
前走GⅠを走った馬が5勝とトップの成績を残している。次いで、GⅢクラスと1勝クラスがそれぞれ2勝を挙げ、残りは2勝クラスの1勝となっている。以上から、OPクラスと3勝クラス、GⅡを走った馬は勝ち馬候補から外れる事となった。
2.前走距離別
前走で2400mを走った馬が5勝とトップで、次いで1800m、残りは2000mとなっている。この結果から、1800,2000,2400以外の距離組は消しとする事が出来る。
3.前走着順別
トップは意外にも前走で大負けを喫した10着以下の馬で、4勝を挙げている。次いで1着だった馬が3勝。残りは3着の2勝、2着の1勝となっている。そのため、4着以下の一桁着順は勝てていない事が判明した。
4.キャリア別
キャリアでは6戦組がトップの4勝を挙げ、次いで5戦組の3勝で残りは4戦、7戦、9戦組のそれぞれ1勝となっている。ただし、勝率では4,5,6戦組が二桁を超えており、残りの7戦、9戦組は勝率が一桁代のため勝ち馬候補としては4,5,6戦組からとする。
5.枠番・馬番
枠では、1枠と8枠が未勝利で、他の枠からは勝ち馬が誕生している。また、細かく馬番で見て行くと3着内すら入れていない馬番【死の馬番】が存在しているのが判明した!!
その馬番とは、11番シルバープリペットと14番ソールオリエンスである!!特に14番枠に入ったソールオリエンスは皐月賞馬であり、ダービー2着の最有力馬だが、厳しいデータを突き付けられてしまった。
勝ち馬5条件のおさらい
1.前走GⅡ、OP、3勝クラス以外に出走
2.前走1800,2000,2400mに出走
3.前走の結果が3着以内。または二桁着順の大敗
4.キャリアは4,5,6戦
5.1枠と8枠以外で【死の馬番】に入らなかった馬
この条件に合致したのは、2番セブンマジシャン、4番レーベンスティール、10番ウィズユアドリーム、12番コスモサガルマータの4頭となった。
果たして、データで導き出された馬から勝ち馬が誕生するのか!?それともデータを覆す馬が現れるのか!?
発走は、9月18日 中山競馬場 11レース 15時45分発走予定。
公開日:2023.09.17