高橋遥人が術後最長50mキャッチボール
9月27日、6月に「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受けた高橋遥人が、鳴尾浜球場で術後最長となる50mの距離でキャッチボールを行った。
トレーナーに見守られながら、鈴衛ブルペン捕手を相手に計50球を投じた高橋遥人は、高めに暴投する場面もあったが、段階を上げていく中で、大きな違和感もなく投球ができたと納得の表情を見せた。
バテるのが早く、休憩を挟む場面もあり、体力面はまだまだこれからだが、状態は間違いなく良化してきている。
高橋遥人は2022年シーズン、開幕からのフル回転が期待されたが、キャンプ中に故障し、1軍に復帰したのは9月。しかし、そこから復帰後は2試合連続完封勝利を挙げるなど、7試合に登板し、4勝2敗、防御率1.65、奪三振率は圧巻の10.10と抜群の安定感を発揮していた。
9月16日には、鳴尾浜球場で育成の伊藤稜相手に約20メートルの距離で、術後初めてのキャッチボールを行い、術後約1カ月間の患部固定を経て、無事にリハビリの段階を一つ上げていた。
フェニックス・リーグには、高橋遥人は帯同しない見込みで、今後はノースローの日も挟みながら、焦らず、しっかり慎重に、来シーズンでの完全復活へ向け、一歩ずつ歩みを進める。
高橋遥人が完全復活を果たせば、今シーズン大ブレイクした村上頌樹、大竹耕太郎と共に、阪神タイガースの先発ローテーションをより強固なものにしてくれることは間違いない。
公開日:2023.09.28